金はまだ上がるのか?貴金属製品買取のプロが解説する今後の金相場の動きとは【2025年】
数年で急上昇した金相場
この数年、コロナ禍から始まり、戦争、紛争、インフレなど世界情勢を不安定にする出来事が立て続けに起こった結果、金相場は今までにない高値水準となっております。
最近では3月下旬に、トランプ政権の関税政策を一因として世界経済が不安定な状態になり、安全資産とされる金への需要が高まった結果、金相場は急上昇し史上最高値を更新しました。
「この高値水準はいつまで続くのか?」「今は金を売るタイミングとして良いのか悪いのか?」と、悩まれている方も多くいらっしゃることでしょう。
金相場の今後の見通し
金相場の今後の見通しについては、長期的には上昇していくだろうという予測が有力です。
この事は、金の埋蔵量に限りがあることや、経済は成長し続けるという資本主義の前提を考えれば、わりと納得しやすい予測ではないでしょうか。
「長期的に上昇していくなら、売らずに持っておけば良いのか」と考えたいところですが、ポイントは「長期的」というワードです。
この「長期的」をきちんと理解することで、今、売却するかどうかを自分で判断できるようになります。
「長期」という言葉の感覚を掴むことが大事
例えば、2025年4月時点の金価格は、店頭小売価格で16,500円程度ですが、今後40年間で次のように金相場が変動したと考えてみてください。
“この数年で上がりすぎた金価格は2025年にピークを迎え、そこから下落を始めました。
下落は20年間続き、20年後の2045年には16,000円から9割近く下がって2,400円になりました。
そこでようやく底入れとなり、そこからゆっくりと上昇を始め、さらに20年後の2065年にようやく16,000円を超えて、2025年から40年ぶりに高値を更新しました。”
このような値動きが起きたとしても、40年のスパンで見れば最高値を更新しているので、「長期的には上昇していく」という予想は外れていないと言えます。
「そんな極端な例を出されても…」と思われたかもしれませんが、実はこの値動きは、1980年〜2020年の40年間に実際に起こった値動きです。
過去に実際に起きた「長期的」な値動き
1980年に史上最高値の6,495円を付けた金価格は、そこから20年間下がり続け、1999年には917円まで下がりました。
そこからようやく反転を始め、1980年の高値を超えたのは、1980年から実に40年後の2020年でした。
(参考)田中貴金属工業株式会社|年次金価格推移
もちろん、過去に起きたからといって必ずまた起こるわけではありません。
しかし、インフレや戦争といった1980年と現在の状況の類似点を考えると同様の値動きが起こる可能性も確かにあります。
つまり、「長期的」とは、何十年といった間隔で捉えることが必要になります。
ここまで読んで、「40年かかったとしても、一時的に10分の1の価格になったとしても、また高値を更新するなら持っておけば良いか」と思えるかどうかが、今売却するかどうかの判断材料になります。
そして、「また高値を更新する」というのも確実ではなく、たとえ高値更新したとしても、今回ほどの値上がりが起きるかというとさらに不確実なことも理解しておく必要があります。
相場は一瞬で動く
1980年に高値のピークを付けた金価格は、翌年の1981年には6割近く下がった2,830円まで落ちました。
相場は大きく動くときは一瞬で動くものです。
もし、売るかどうか迷われている品物があるなら、史上最高値圏にある今はとても良い売り時だと思います。
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