【2019年版】なぜ今、金相場価格が上がり続けるのか?これからいつまで上がる?貴金属・ジュエリーの売り時はいつ?
2018年8月半ばから2019年2月現在、金の価格上昇が続いております。
貴金属、ジュエリーを売りたいあなたにとって、金の相場価格はとても気になる存在だと思います。
「一番ベストなタイミングで売りたい」
貴金属、ジュエリーを売りたい方に共通の想いでは無いでしょうか。
そして今、半年ほど続けて金の市場価格が上昇しています。
こうなってくると、
「まだまだ上がり続けるのか?」
「そろそろ下がり始めるのか?」
をぜひとも知りたくなってきます。
あなたもインターネットで検索して、今後上がるのか下がるのか、少しでも信頼できる情報を得ようと奔走しているのでは無いでしょうか?
おそらく、このページを見たあなたが一番知りたいコトだと思いますので、先に結論から述べておきますが、金の価格が今後上がるか下がるか、はっきりした答えは誰にも分かりません。
これは株式投資など、相場での取引経験がある人なら理解しやすいと思います。
予想するための情報はたくさんありますが、どんな情報も予想の域を出ることはありませんので、結果を先に知ることは出来ません。
それでは、いつがベストタイミングなのか––
一つの考え方として、過去の金価格から考えると、現在の金の相場価格は2013年の上場来高値に肉薄する非常に高水準な価格を付けています。
そのため、今はタイミングとしては非常に良い売り時だと言えます。
もちろん、今後も上がる可能性はありますが、先ほども述べた通り、今後の価格がどうなるか確実にわかる人は誰もいません。
結局は、売ろうかなと考えた時が一番ベストな売り時であり、高値の水準にある今はさらに良いタイミングなのではないかと思います。
何人ものお客様に言われたことですが、売るまでは気になって気になって必死に調べた相場価格も、ひとたび売ってしまえば驚くほど気にならなくなるものです。
さらに、以前「メルカリやヤフオクでは貴金属、宝石、ジュエリーを高値で売るのは難しい」という内容のコラムでは次のように述べました。
貴金属の相場価格の変動は、キログラム単位の取引で初めて意味を持つものです。
1点数グラムが基本のジュエリーでは、多少の相場変動で大きな影響を受ける事はありません。
どうか、「少しでも高く」と思うその時に、その「少しの金額」は、あなたにとってどれだけの時間を失うに値するかを考えてみてください。
また、「買取店のホームページなどに表示された”金のg単価”の高さだけを基準に買取店を選ぶと損ですよ」という内容のコラムでは、インゴット(金塊)と違い、貴金属・ジュエリーはg単価だけで買取価格が決まるわけでは無いことを述べました。
ディアスワタナベでは、どこよりも高額買取可能な確かな根拠が揃っています。
上で挙げたコラムや、その他のコラムにもその根拠をしっかり述べてありますので、ぜひ一度、無料査定をご利用ください。
ここからは、現在、金が上がり続けている原因と、今後の予想について、金の取引に関わる宝石店として調べてみましたので、ご参考になれば幸いです。
なぜ金価格が上がり続けているのか?
「ネット上で語られる金価格上昇の原因」と「本質的原因」
金価格の上昇には様々な要因が絡んできますが、今回の上昇については「アメリカの金利引き上げペースの鈍化」が原因だとする説明が一番多いようです。
金利の停滞によって、ドルの魅力が薄れ、相対的に金の魅力が高まったというのが大きな理由のようです。
そのほかには、「米中の貿易摩擦」や「米政権への不信感」、「中国の不動産バブル崩壊」などの、世界情勢を悪化させる要因から、「安全資産と言われる金へ資金が流れた」という理由が原因として語られています。
確かにこれらの理由は間違いではなく思えます。
しかし思うのですが、これらはすべて間接的な原因では無いでしょうか?
金価格の上昇の直接的な原因は、上のような要因を受けて、市場参加者の思惑がぶつかり合った結果、需要と供給に変動が起きたからです。
今回は価格が上昇しているわけなので、思惑がぶつかり合った結果、需要が供給より高くなったということです。
つまり、以下のような流れを経て金価格が上昇したわけです。
- 「金利引き上げペースの鈍化や世界情勢の悪化」といった出来事が発生
- 市場参加者の思惑がぶつかり合って需給関係が変動する
- 需要が供給より高くなる
- 金価格が上昇する
ネット上では、「①世界情勢の悪化などの出来事が起こる = ④価格が上昇する」と受け取れる説明の仕方が多かったように思いますが、実際のところはっきり言えるのは、「③需要が供給より高くなる = ④価格が上昇する」の部分だけです。
世界情勢が混乱すれば金が買われる、いわゆる「有事の金買い」と呼ばれる現象については、「有事が発生する = 価格が上昇する」という図式が必ず成り立つわけでは無いことは歴史が証明しています。
実際に、米国同時多発テロ事件や米軍がイラク侵攻したイラク戦争では、瞬間的に金は買われたものの、金を手放す投資家も大量に現れて、有事=金価格の高騰、という図式は真実味がなくなってきている。
引用:日本人の多くが考えていない有事の資産防衛 | 東洋経済オンライン
つまり、①起きる出来事は同じでも、②市場参加者の思惑がぶつかり合った結果、「需要 > 供給」または「供給 > 需要」のどちらになる可能性も常に存在しているのです。
そして、どちらになるかを決定する「②市場参加者の思惑のぶつかり合い」はとても複雑で、完璧な予想は不可能と言えます。
ネット上で見受けられた今回の金価格上昇の原因についての説明は、あくまで、金の価格上昇が続いているという結果を受けて考えられたものです。
今後の値動きについては、①これから起こりそうな出来事から予想するわけですが、③需給関係の変動結果が出るまでに、②市場参加者の思惑をはさむ以上、どうしても確実性に欠けてしまいます。
インターネットの発展により、現在では、商業筋と呼ばれる実物の金をやり取りする業者だけでなく、相場価格の上下のみを追いかける非商業筋の市場参加者も大きく増えました。
現在では、非商業筋の数は商業筋のおよそ3倍とその差を大きく広げています。
値動きのみを気にする多数の非商業筋トレーダーの存在が、②市場参加者の思惑をさらに読みにくくしていることは間違い無いでしょう。
そして今後もあらゆる出来事の度に思惑のぶつかり合いが複合的に起こり、需給関係が変動し続けます。
現在、パラジウムの価格が高騰し、金価格と逆転していますが、これらも非商業筋トレーダーの思惑によるところが大きいと思われます。
もしもあなたが、投資目的で貴金属・ジュエリーを保有していて、常に相場状況に目を光らせるつもりならば別ですが、そうでないならば相場の値動きは気にするだけ損です。
何より、貴金属・ジュエリーの買取価格は相場よりも買取店による差の方がよっぽど大きいです。
少しでも高く売りたいのであれば、相場を気にするよりも、本当に高値を付けられる買取店選びに力を入れる事をオススメします。
例えばあなたは、次の2パターンのうち、どちらがより後悔が大きいと思いますか。
- 「まだ金価格が上がるかも」と考え、売らずに持っておいたら、金価格が暴落してしまった
- 相場価格を気にせず売って、その後で金価格が上昇した
心理的に見れば、②は「すでに得た金額にさらにプラスできたかもしれない金額が手に入らなかった」と考えるのに対し、①は「もともと手に入れていたはずの金額を失ってしまった」と感じるため、より喪失感の大きな①の方が、後悔も大きく感じるのではないでしょうか。
中途半端に相場価格を気にして売り時を探るよりは、しっかり高値で買い取ってくれるお店で売ってしまい、そのお金を、あなたにとって有意義なことに使う方が総合的な満足度はよほど高いはずです。
買取店による価格差、買取店選びのポイントなどもこれまでコラムでしっかり述べてきましたのでよければご覧ください。
ディアスワタナベは、お客様が売ろうかなと考えられた品物を高額で買い取ることで、本業の新品宝石店であるディアスワタナベの存在を知ってもらうためにサービスを行っています。
そのためには、お客様にご満足いただく事が何より重要で、その点をおろそかにすることは決してありません。
ぜひ一度、ディアスワタナベの買取サービスをご利用いただければと思っております。
最後までご覧いただきありがとうございました。